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パーツフィーダ(部品供給装置)の検討・設計から
製作まで
大善は、パーツフィーダ製作テーマに対して、搭載・接続する設備の内容とパーツフィーダのレイアウトの確認をし、ワークのツーリングテストを行います。
それらを踏まえたうえで、対象とする設備用として、最適な機種・最適なツーリングによる安定したパーツフィーダを提供することを前提にし、設計・製作いたします。
1パーツフィーダ製作の内容について確認
お見積りのページに見積依頼書(PDFファイル)を用意していますので、ダウンロードしていただき、必要な項目を記入していただくことから始まります。
見積依頼書と整列供給する部品(ワーク)を送付いただきましたら、まず、下記の確認を行います。
確認事項
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1. ワークの確認・・・形状・寸法・材質・状態ほか、ワーク現物の確認
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2. ご希望するワークの整列供給姿勢の確認
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3. 供給能力(供給必要数)の確認・・・1分間あたりの平均供給数(設備側の必要数)
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4. パーツフィーダレイアウトの確認
⇒ホッパ、ボウル、リニア以外に、ベース、架台、カバーやエスケープ等の周辺設備が必要か否か -
5. パーツフィーダを搭載・接続する設備の内容確認
⇒受け手側の状況により、供給姿勢やエスケープの方法などに関係します -
6. 設置場所、雰囲気温度、湿度等に問題がないことの確認
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7. その他に問題がないことの確認
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8. ご予算がおありでしょうから、可能な限り明示してください。
2テストを行い、整列供給姿勢の最終確認
ワークの供給姿勢について、下記のように入念な確認を行います。
確認事項
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1. ワークの観察と諸特性の確認
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2. 必要に応じて実機テストによる確認
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3. パーツフィーダツーリングの確認
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4. ご希望する姿勢での整列供給に問題は無いか、また最も安定した供給姿勢を確認するためのテストを行い、ご希望する整列供給姿勢に問題がある場合は、安定した供給姿勢への変更を含めて、関係者と十分に話し合いを行い、ワークの整列供給姿勢の最終決定を行います。
3機種選定
ワークの現物確認(現物が無ければ図面による確認)と、整列供給姿勢、供給能力が決まったら振動数・振幅等を含め、最適な機種の選定を行います。
パーツフィーダの機種選定は、整列供給するワークの材質・形状・大きさ・寸法・整列供給姿勢・供給能力等と大きく関係がありますので大変重要です。
4パーツフィーダの製作仕様を決定
テーマのパーツフィーダについて、全ての検討・試験結果をもとに関係者に確認の上、このテーマに最適なパーツフィーダレイアウト並びにパーツフィーダ仕様を決定します。
この時点でお見積りを提出いたします
お見積りの作成には、ワークをお預かりしてから3日~1週間ほど要します。
(難易度が高いワークの場合、更に時間を要することもあります)
なお、お見積りの際にレイアウト図を添付する場合もありますが、相見積りの場合はレイアウト図を添付しないことが殆どです。
供給姿勢へのプロセスやエスケープ方法など、各社それぞれのノウハウが含まれているとお考えください。
5契約
仕様やお支払いの条件などをご確認いただき、契約を交わします。
製作内容により、着手金をいただく場合もあります。なお、弊社は基本的に現金お取り引きとなっております。
手形のお支払いしか選択の余地がない場合は、一度ご相談ください。
6パーツフィーダの製作を開始
決定したパーツフィーダ製作仕様に基づいて製作します。
製作の段階で、1回の投入数程度のワークが必要となりますので、ご用意ください。
なお、製作期間は1~2ヶ月とお考えください。
丹念につくり込み、入念な確認テストを経てパーツフィーダが完成しましたら、弊社内にてお立会い試験をしていただきます。
7納品
近隣の地域でしたら持ち込んで納品させていただきますが、遠方でしたらほぼトラック便にて納品させていただいております。
「パーツフィーダを扱うのが初めて」という場合や、「心配だから据付・調整までお願いしたい」という場合はご相談ください。
別途費用は発生してしまいますが、きっちりと対応させていただきます。
パーツフィーダは東北地方などへもトラック便で納品させていただいており、特にトラブルは発生しておりませんので、ご安心いただけると思います。
装置関係でなければ、据付・調整までご依頼いただく案件は、昨今は本当に少ないです。
アフターサービスについて
万が一、パーツフィーダの運用中にトラブルが発生しましたら、すぐにご連絡ください。
大善の特長のひとつに「トラブル発生件数の少なさ」があり、めったにトラブルのご連絡をいただきませんが、ご連絡をいただいた際は、できるだけ早く・的確な対応をさせていただくよう心掛けております。
トラブル発生時の確認のお願い
パーツフィーダでのトラブル発生時は、大善へ連絡をする前に「運用方法に問題はないか」・「パーツフィーダ製作時とワークが変わっていないか」の2点は必ず確認してください。
パーツフィーダ製作時とワークの寸法や状態が変わっている場合、弊社では責任を負えませんので、その点はご了承願います。