樹脂部品用パーツフィーダ
樹脂部品用のパーツフィーダは、いくつかの注意すべきポイントがあります。
それは、樹脂成型の部品が絡みやすい形状のものが多く、重心バランスの悪い形状のものが多いことです。
大善の樹脂成型品用パーツフィーダは、
絡みやすい形状の部品を通した実績があります
このワークは、ワーク同士が非常に絡みやすい形状で、少し厄介でした。
ワーク同士が複雑に絡み合うこともありますし、また、トラック(ワークが螺旋状に上って行く通路)に挟まることもありました。
このような場合、トラックの構造を少し工夫することにより、挟まるという問題を解消できました。
トラックに挟まる理由を解説
トラックにワークが挟まるという現象は、コーティング前には起きていない現象でした。
ワーク同士の絡まりと、ウレタンコーティングの厚みが加わることによって発生した、複合的な要因の現象です。
コーティング後にも、しっかりとランニングを行ったことにより、出荷前に対策することができました。
試運転・調整の重要性が最認識できた事例です。
やはり、パーツフィーダが完成した後に行う長時間のランニング(試運転・調整)は重要ですから、大善の強みのひとつですね。
大善の樹脂ケース用パーツフィーダは、
進み具合が悪い形状の部品をスムーズに通した実績があります
このワーク、手にとっていただければ分かりやすいのですが、実は変わった形状をしています。
整列姿勢は開口部が上に向いた姿勢なのですが、その時に下を向いている部分が変わった形状で、バランスが悪いのです。
スムーズに通らない理由と解決策
樹脂部品のバランスが悪いと倒れそうになるので、進みも悪くなってしまうのです。
ただでさえ立たせにくい形状なのですが、その上、整列姿勢には前後の方向選別も必要で、簡単なパーツフィーダではありませんでした。
このように条件の悪いワークは、ホッパを付けて少しでもパーツフィーダ内の条件を一定にさせることも、問題解決へ近づく一つの手段です。