ゴム部品用パーツフィーダ
ゴム系のワークは、粘着力や変形などの問題から、パーツフィーダで整列しづらい部類のひとつです。
大善では、薄い厚みで柔らかな質感のものやリング形状のものに限らず、方向整列・分離供給させることが可能です。
難易度が高いゴムの整列供給にも実績があります
そもそもゴム製品は、パーツフィーダで整列するには不向きなワークです。
まず第一に、形が一定ではない。これがパーツフィーダを不安定にさせる大きな要因です。形状が安定しないワークを整列させるのは大変難しいのです。
第二に、粘着力がある点です。粘着力によりワーク同士が引っ付いてしまう。また、パーツフィーダに貼り付いてしまう、という現象が起こります。
この大きな二つの要因がパーツフィーダ製作を困難にさせるのです。
大善では積み重ねてきたノウハウ、ゴム製品に合ったコーティングの知識、画像センサやエアブローなどの機器などを最大限活用し、ゴム製品を整列させることに努めています。
ゴム部品用パーツフィーダの製作例
大善では、お客様の様々なご注文の仕様に合わせて製作した実績があります。
下記の4種類はその一例です。
ゴムの成型品用パーツフィーダ
形状がはっきりしていて、剛性もあるゴムの成型品です。ゴム部品の中ではパーツフィーダで整列させやすい部類となります。それでも、ゴムの硬度や粘着性など気を付ける点はたくさんあります。
薄いゴム用パーツフィーダ
薄いゴム部品はゴム部品の中でも整列させるのが特に難しい部類です。パーツフィーダで整列させるワークの中でも最も難しいワークの一つです。薄いため、反りやすい・変形しやすい・重なりやすい、というパーツフィーダが苦手とする特徴を全て兼ね備えています。
ゴム製リング用パーツフィーダ
ゴム製リングも形状によって、難易度は変化します。リングが細く、径が大きいと、製作難易度が非常に高くなります。φ60程度のゴムリングは、パーツフィーダで整列するのが本当に難しいです。
ゴム製リング(小)用パーツフィーダ
ゴム製リングもリング径が小さくなると、径が大きいリングよりも若干ですが製作難易度が低くなります。ただし、ゴムの硬度(ワーク全体の剛性)に大きく影響されます。